ISOの認証は、1989年に日本第一号のISO9001の認証書発行から、20年余が経過しました。
認証件数は2013年6月9日現在で、ISO9001の登録件数は35,776件に上っています。
認証制度は、ISO9001以外にもISO14001, ISO27001, ISO20000, ISO22000, ISO50000, ISO 22301と
次々に新たな枠組みが増え、品揃えという点では充実してきた感があります。
しかし、本当に認証が必要な企業に普及しているかという点についてはごく一部の企業の為の制度に留まっているように思えます。
認証取得企業の顔触れを見ると、上場企業や有名企業の多くが含まれ、取得出来て当たり前の企業が、
当たり前に取得しているように映ります。企業全体の2パーセントに満たない企業の為の制度と言われても仕方がないのが現状です。
事業が立ち上がったばかりで、早く大手と肩を並べたい企業にとっては、そのためのマネジメントシステムではなく、
肩を並べられるようになったら申請しなさいと言われているようなものかもしれません。
日本には178万社に及ぶ中小企業が有ります。その65%の経常利益の平均は100万円に満たない企業帯であり、
23%は500万円に満たない企業帯です。
全体の88%、140万社については、認証にコストを割くべきではないかもしれません。
しかし、社会が一番に認証を求める組織は、この140万社ではないでしょうか。
現時点ではコストは割けない、しかし、誠実な取り組みは証明してほしい」という声は少なくありません。
J CSRは、統制技術研究機構が開発した自主運営(SO:Self-Operation)の評価方法を用いそのような声にお応え致します。