A: 製品、サービスの不備が原因で起きる事故によって拡大する社会的なバッシングや訴訟のリスクに対する解決策

製品、サービスの不備が原因で起きる事故によって拡大する社会的なバッシングや訴訟のリスクに対応するためには
製品の安全を高めることが重要です。
製品の安全に関わる国際規格の体系は、以下の3つの階層に分けられます。
産業分野や安全を確保したい機能など、目的に応じて活用すると良いでしょう。

■ A規格:基本安全規格(すべての規格類で共通に利用できる基本概念などを扱う基本安全規格)
- ISO12100(JIS B 9700):基本概念、設計のための一般原則
- ISO14121(JIS B 9702):リスクアセスメント原則
■ B規格:グループ安全規格(広範囲の機械類で利用できるような安全装置などを扱うグループ安全規格)
-ISO13849-1(JIS B 9705-1):制御システム安全規格
-IEC61508(JIS C 0508):機能安全規格
-IEC60204:電気設備安全規格
-IEC61496-1(JIS B9704-1):電気的検知保護設備(ESPE)(一般要求事項)
-IEC62061(JIS B 9961) 機械類の安全性-安全関連の電気・電子・プログラマブル電子制御システムの機能安全
-他
■ C規格:産業別安全規格(特定の機械に対する詳細な安全規格を扱う個別機械安全規格)
-航空機:DO-178B
-原子力:IEC61513
-プラント制御:IEC61511
-鉄道:IEC62278、IEC62279(ソフトウェア関係)
-自動車:ISO26262
-医療機器:IEC62304
-他

食品の安全を検討されるのであれば、FSSC 22000やISO22000がお勧めです。
FSSC 22000とは: ISO 22000(食品安全マネジメントシステムの国際規格)と、イギリスの公開参照仕様(Publicly Available Specification)であるPAS 220を統合し、国際食品安全イニシアチブ(GFSI)が制定したベンチマークの為の規格です。