A: コスト削減に関する解決策

コストは大きく、次の4つに区分されます。

■ 生産的コスト(直接費)
■ 補助的コスト(間接費:人事や経理などの事務費用や営業や輸送コストなど)
■ 監視的コスト(不正防止や業績監視などに掛けるコスト)
■ 浪費的コスト(事業成果に関わらない活動に掛っているコスト)

監視的コストや浪費的コストは、無いに越したことはありませんが、
例えば経団連が「経常利益や可処分所得の1%相当額以上を自主的に社会貢献活動に支出しよう」と呼びかけている通り、
浪費的コストであっても、削減出来ないものもあります。

コストは、「無駄に掛けない」、「かけたコストに見合った効果を出す活動に育て上げる」、この2つを鉄則とし、
戦略的に配分して行かなければならないものです。
一見すると無駄な社会貢献でも、市場へのインパクトが計りしれない活動もあります。

一方では、コストを掛ける活動が事業成果に関わらない指標で評価され、効果の有無が焦点になっていない活動もあります。
コスト戦略は、上記の4つの区分について個々に分析し、適切な価値判断の下、効率性、競争性、社会性、人間性のバランスの中で、
拡大均衡を目指すものでなければなりません。
同時に、成熟したコスト意識を育て、放っておいても無駄がない企業体質を作り上げることも重要です。

コスト戦略の策定、分析、レポート作成について、詳しくお知りになりたい方は、是非ご相談下さい。
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